400年の歴史を受け継ぎ日本で唯一泊まれる福岡県柳川市 国指定名勝の料亭旅館「御花」とは


江戸時代を通じて柳川藩11万石を治めた大名立花家の御屋敷。
今からおよそ400年前立花宗茂が柳川城主となってから立花家は柳川と共に歴史を紡いでまいりました。
敷地全体およそ7千坪が国の名勝「立花氏庭園」に指定され、現在は明治43年(1910)に立花家14代寛治伯爵によって建てられた伯爵邸と庭園「松濤園」が100年前の姿のまま残されています。
日本で唯一の「泊まれる国指定名勝」であり、今も立花家の末裔が料亭旅館「御花」として守り続けています。
柳川藩主立花邸 御花 | スポット | 柳川市観光公式サイト
大名の末裔がおもてなし!泊まれる国指定名勝「柳川藩主立花邸 御花」リニューアルオープン | 旅の特集 | 【公式】福岡県の観光/旅行情報サイト「クロスロードふくおか」
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「九州観光まちづくりAWARD」とは
「九州観光まちづくりAWARD」は、JR九州が主催し、魅力的なまちづくりを行う人物・団体を表彰するアワードです。
九州で、その地域ならではの伝統・伝承を守りながら未来に向けて、新しい「もの」「こと」「風景」を生み出している方々にスポットライトを当て、その土地ならではの魅力を発信することを目的としています。
本年度も九州内から様々な事例が選出され、その中で御花は唯一泊まれる国指定名勝としての特性や、文化財を活かした体験が高く評価されました。
【参考】「九州観光まちづくりAWARD」について (1月23日付でお知らせ)
1. 基本理念
九州に根付き、魅力ある「まち」へと成長させる人物・団体を称え、地域の誇りになり、さらには旅人に感動を与えていく。
2. 目的
九州で、その地域ならではの伝統・伝承を守りながら、未来に向けて、新しい「もの」「こと」「風景」を生み出している方々にスポットライトを当て、その土地ならではの魅力を発信する。
3. 賞および対象
<賞>
・九州観光まちづくり大賞
・部門賞:「食」「ものづくり」「にぎわいづくり」「宿(おもてなし)」
・特別賞 ― NEXT CREATE ―
<対象>
本アワードの趣旨に適い、九州内(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、 鹿児島県)で各部門以下の事業等に従事する人物および団体
・ 「食」部 門 :飲食店、飲食品製造業、農業、漁業 等
・ 「 も の づ く り 」 部 門 :工芸、物産、お土産、体験プラン 等
・ 「にぎわいづくり」部門 :イベント、地域の産業・取組み、複数の事業者・コンテンツで構成するツーリズム形成 等
・ 「宿(おもてなし)」部門 :宿泊施設、民泊 等
4. 審査基準
(1)「伝統」そのまち固有の風土、歴史、伝承を尊重している。
(2)「進化」既存の概念にとらわれず、未来につながる新たな価値を創造している。
(3)「循環」豊かな自然を生かし・守り、持続的に発展している。
(4)「共働」まち全体を巻き込みながら、尽力している。
(5)「多様」旅人、住民を問わず、誰もが体感できる。
5.運営体制
<審査委員会>
審査委員長:
九州旅客鉄道株式会社 代表取締役社長執行役員 古宮 洋二
審査委員:
せきね きょうこ(ホテルジャーナリスト)
髙橋 俊宏(Discover Japan編集長)
立川 裕大(伝統技術ディレクター)
永山 祐子(建築家)
福田 里香(菓子研究家)
宮﨑 香蓮(俳優) ※敬称略、五十音順で記載
<事務局>
九州旅客鉄道株式会社 営業部
★2022年の西九州新幹線開業時に創設した「西九州観光まちづくりAWARD」をさらに発展させ、 対象エリアを“九州”に拡大した「九州観光まちづくりAWARD」は今年度で4回目を迎える。
受賞理由


400年の歴史を受け継ぐ、御花は、料亭旅館として創業してから75周年を迎える節目の年に、柳川の風土に根差した文化財空間を現代に受け継ぎ、「100年先も変わらない上質で普遍的な温かみのある空間」へと生まれ変わりました。
立花家や御花の歴史に精通したスタッフによる文化財ガイド、特別な体験プラン、柳川の食文化や地域と連携した取り組みなど、文化財の新たな魅力創出と地域観光の推進が高く評価されました。
代表取締役社長 立花 千月香 コメント
この度はこのような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に存じます。
今回のリニューアルは40年ぶりの全面改修で、半年間の休館を経て行った初の挑戦でした。御花は日本で唯一、国指定名勝の中に泊まれる宿です。その魅力をきちんと伝え、後世に残したいという強い想いが原点にあります。
設計・デザインではUDS株式会社と幾度も協議を重ね、「扉を開けた瞬間、御花らしい景色が広がるお部屋」「文化財を愛でるにふさわしいお部屋」という難しいリクエストを形にしていただきました。
工事期間中は社内で各プロジェクトチームを立ち上げ、制服やアメニティ、器や家具など、すべてにストーリーを持たせ、一つひとつ議論しながら選び抜いたことで、自信を持って語れるものになりました。
唯一無二の宿にするため、リニューアル後に、宿泊者限定の文化財ツアーも開始しました。歴史を熟知したスタッフが毎日ご案内し、お客様が御花をより深く知ることで滞在が豊かになると同時に、スタッフ自身も御花の魅力を再発見し、お客様との温かな交流が自然と生まれています。
私たちは「御花を100年後に残すこと」を使命としています。お客様と共に学び、御花を育てていく。その歩みの成果が今回の受賞につながったと感じております。この賞は私たちの誇りです。これからも御花を大切に守り育て、未来へとつないでまいります。
会社概要
400年の歴史・文化を受け継ぎ、現在は屋敷の全敷地7,000坪が国指定の文化財(国指定名勝)であり、日本で唯一泊まれる国指定名勝。文化財の新たな魅力を創出するため、既存の枠にとらわれない様々な企画を行っています。また2025年は料亭旅館の創業から75周年となります。
会社名:株式会社御花 / 本社住所:〒832-0069 福岡県柳川市新外町1番地
代表:立花千月香 / 事業内容:宿泊業、ブライダル事業、飲食業 https://ohana.co.jp
参照元:日本で唯一泊まれる国指定名勝の料亭旅館「御花」 「九州観光まちづくりAWARD 2025」宿(おもてなし)部門 金賞を受賞 | 株式会社御花のプレスリリース